本日、東京大空襲から80年の節目を迎えます。
あの未曾有の惨劇の中で失われた多くの命に、深く哀悼の意を表します。焼け野原となった東京が復興し、今私たちがこうして議論を交わせるのも、先人たちのたゆまぬ努力があったからこそです。
未来永劫、戦火に怯えることのない世界を築くために、私たちは歴史から学ぶ必要があります。この平和は決して当たり前ではありません。
本日14時、犠牲となられた方々へ黙祷を捧げました。今この平和が決して当たり前ではないことを改めて胸に刻み、戦火のない未来が続くことを心から願います。
「最悪の平和」と「まだマシな戦争」——あなたならどちらを選ぶ?
岡田斗司夫さんの講演で、こんな問いが投げかけられました。
あなたは人口1億人の国のリーダーです。30年間、不景気で失業者が増え、毎年2万人が絶望して命を絶つ「最悪の平和」が続いている。そんな中、国境付近で貴重な資源が見つかり、隣国との戦争が避けられない状況に。
もし戦争をすれば、最初の1年で1万人が犠牲になるが、その後の死者は年間1000人ほどに減る。80%の確率で勝てば、50〜100年は国が豊かになる見込み。
さて、あなたは「最悪の平和」を続けるか?それとも「まだマシな戦争」を選ぶか?
岡田斗司夫氏は言いました「そういった事を決めるのが政治家の仕事なのです」と。
そう。政治家の仕事は、「誰もが納得する正解がない選択」を迫られることの連続です。
例えば?
社会保障費を増やせば医療福祉は充実するが、税金は上がり、物価を抑えるために補助金を出せば、未来の財政が圧迫される、学校給食を無料にすれば、その他の福祉が削られるかもしれない・・
どの決断をしても、誰かが「よくやった」と言い、誰かが「ふざけるな」と怒る。支援者ですら「なぜそっちを選んだんだ?」と批判することもある。それでも、誰かが決断しなければ、何も変わらない。
「決める」ということは、それほど苦しい。時には「どっちも選びたくない」ような選択肢しか残されていないこともある。
平和を守るために、私たちができること
この問いかけは、平和の尊さ、政治の難しさ、そして政治家の役割を深く考えさせるものです。平和は決して「与えられるもの」ではありません。
多くの犠牲と努力の上に成り立ち、私たちが行動し続けることでしか守ることはできないのです。政治家は、その重責を担い、時に困難な選択を迫られます。
しかし、その決断が未来を形作ることを忘れてはなりません。
私たち一人ひとりも、社会の一員として、「平和を守る」という意志を持ち、未来を選び取る責任 がある。
80年という時を経ても、戦争の悲劇を風化させず、
「戦争のない未来をつくる」という決意を、今こそ新たにすべき時です。
今、私たちにできることは何だろう?
皆さんも、一緒に考えてみてくださいね。
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