〜議会での呼びかけ〜
3月の予算委員会等でも地域で避難する際の明確な指針の策定、マンション等で飼育されている飼い主の皆さまにも在宅避難の推奨、事前に知っておくべき情報の周知を徹底するように要望しました。また、避難所にこだわらず、動物病院など地域の身近な場所でのペットの一時預かりについても検討し、獣医師会やNPO法人などの関係機関と連携することが重要であると伝えました。
荒川区は、災害時にペットを同行避難するための環境整備として、23区初!トレーラーハウスデベロップメント株式会社とトレーラーハウスの優先貸出協定を締結しました。
これは、ペット同行避難の問題を解決するための画期的な取り組みです。
ペット同行避難の課題と解決策
東日本大震災では、避難所でのペットに関するトラブルが多発しました。特に、犬の鳴き声や匂い、アレルギーの問題が報告され、ペットを飼っている人とそうでない人の共存が難しい状況が浮き彫りになりました。また、令和6年能登半島地震では、ペットと共に避難所に入れない飼い主が車中泊を余儀なくされるケースが見受けられました。
トレーラーハウスの導入で問題解決へ
これらの問題を解決するため、荒川区では、一般財団法人トレーラーハウス設置検査機構を通じて、トレーラーハウスデベロップメント株式会社と協力し、トレーラーハウスを動物収容施設として活用することとしました。
地域の理解と協力を得ながら進めるペット同行避難
荒川区では、町会などと連携し、生活圏に応じて各地区ごとに1か所程度、ペット同行避難の受け入れが可能な場所を設けるよう、地域の理解を深めつつ段階的に調整を進めています。
今後の期待と展望
今回の協定締結を皮切りに、荒川区ではさらに具体的なペット同行避難の取り組みを進めていきます。地域全体で協力し、災害時にペットと共に安心して避難できる環境づくりを目指します。今後のペット防災に関する方針に期待し、引き続き地域防災の向上に努めていきます。
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